ただ、お聞きしたところでは、明るい社会づくり運動は、感謝・協調・奉仕の精神のもと、あらゆる人々の善意といいますか、「思いやりの心」を呼び起こし、世のため、人のために貢献する活動ということです。
今、私が関わっている自治総連合会は、基本は自治会・町内会ですから、住民による住民のためのまちづくりの活動です。自分達の暮らしている地域を少しでも良くして行こうという活動ですが、そこには住民の相互理解と、住民皆様が協力し合うという気持ちが不可欠です。
また、社会福祉協議会にも関わっていますが、社会福祉協議会では、一人暮らしの高齢者などを、同じ地域の方たちが見守り、ゴミ出しや買い物などの必要な支援を行うことによって地域福祉の推進を図っています。
どちらにも共通して言えるのは、ご近所どうしの「助け合い」です。そのために必要なものが「思いやりの心」、つまり、明るい社会づくり運動の精神と同じものです。
そう考えて行くと、これまでの私の活動の延長が、この明るい社会づくり運動であるとも言えますので、皆さんのお力をいただきながら、あまり考え込まずに、少しずつ頑張ってまいりたいと思います。
昨今の社会情勢はというと、政権交代後、様々な戦略によって景気の動向は安定しているようですが、社会保障の維持という今回の消費増税は、市民生活にどう影響していくのか、いまだに不透明で、中々、先の見通せない状況となっています。
このような時期だからこそ、すべての関係団体が連携・協働して、明るい住みよい地域、平和な社会を築くことが、私たちに課せられた喫緊の課題であると思います。
本日、会長という重責をお引き受けしました以上、微力ではありますけれども、誠心誠意、皆様のお役位に立てるよう尽くしてまいりますので、前会長同様に、皆様からのご支援・ご協力をお願いいたしますとともに、本日ご出席の皆様方の今後益々のご活躍とご健勝を祈念いたしまして、会長就任の挨拶とさせていただきます。
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